映画スタッフの紹介

映画スタッフの紹介

昨年夏、映画化へのGOサインを頂き、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」映画化プロジェクトは、スタートしました。「カノ嘘」を映画化するにあたり、まず大切にしようと思ったのは音楽です。

この映画は、ラブストーリーであるとともに、そこで奏でられる音楽が非常に重要な要素であり、音楽を映画の中でどう扱うかを、映画化における最重要ポイントに据え、監督、そして、「カノ嘘」の楽曲を制作してもらう音楽プロデューサーを決めることにしました。

監督は、映画「タイヨウのうた」のメガホンを取った小泉徳宏さんにお願いしました。「タイヨウのうた」は、デビュー直後のYUIさんを見事に演出、YUIさんが「Good-bye days」を歌うクライマックスシーンは、観客の心を揺さぶります。映画「カノ嘘」の音楽シーンでもその若き演出力が発揮されるに違いありません。そして、音楽プロデューサーは、先日惜しまれつつも解散した東京事変ベーシストの亀田誠治さんに受けて頂く事になりました。「カノ嘘」の中に存在する楽曲はベーシストである小笠原秋が作っており、その秋が作る楽曲を表現するには、亀田さんしかいない!そんな思いをぶつけ、嬉しいことに、その場で亀田さんから”やりましょう!”とご返事を頂きました。

亀田さんが、どのような”クリュードプレイ”の楽曲を作るのか、リコのデビュー曲を作るのか、想像するだけで胸が高鳴ります。こうして、小泉監督、亀田さんという最高のメンバーが揃い、「カノ嘘」映画化プロジェクトは、本格的にスタートしたのです。そして、小泉監督、亀田さんと議論を重ね、物語のヒロインである、マッシュこと、リコを探す大オーデションを実施することを決定しました。青木先生が描く音楽業界は、驚くほどリアルで、地に足がついたものであり、その音楽業界を舞台に切ないラブストーリーが展開されます。そんな「カノ嘘」の映像化していく上で、リコの歌声は、本当に人々の心を震わせるものであって欲しい。そんな思いから、この作品に相応しい小枝理子を探すプロジェクトから映画作りを始めることにしました。そう、リコがいないと映画は成立しないのです。ついに、リコを探せ!オーデションが動き出します。

“このメンバーで、まだ見ぬリコを探し当てます。我こそは、リコという方、応募お待ちしています!”

「カノジョは嘘を愛しすぎてる」プロデューサー 土屋 健(フジテレビジョン)

映画監督 小泉徳宏

小泉徳宏(こいずみのりひろ)プロフィール

’06年、映画『タイヨウのうた』で当時25歳にして劇場用長編映画監督デビューを果たし大ヒットを記録。

’08年には映画『ガチ☆ボーイ』を監督し、同作で第十回 FAREAST FILM FESTIVAL 最優秀観客賞を受賞。

’10年には、映画『Flowers』の監督を務めた。

特別な一本にする

「音楽が主役の映画にしよう」この原作の映画化をイメージした時、直感的に思った事です。映画を作る工程で、撮影した映像に音楽をのせる時ほど楽しいものはありません。音楽が登場人物の心にぴったりと寄り添った時に、それはそれは爆発的なエネルギーを放ちます。この映画では、その奇跡のような瞬間に何度も出会えそうな気がしています。今までの映画にないぐらい、音楽と物語が融合した作品になるはずです。世の中に数多くある音楽を題材にした映画の中でも、特別な一本にする。そのためにできる事は全部やってやる!そんな意気込みでこの映画に挑みます。

選ぶ僕らも本気なのです

『カノジョは嘘を愛しすぎてる』を読んで、「リコの声が聴いてみたい!」と誰もが一度は思ったはず。そう、この映画の成功はリコ役にかかっていると言ってもいいのです。原作漫画では、才能を見出されたリコたちはあっと言う間にデビューへの階段を駆け上ります。そしてその物語を現実のものにするために、僕らもホンモノのリコを探すことにしました。リコ役を探すと言っても、選考の基準は何も「リコっぽさ」とは限りません。歌唱力、演技力の他に、精神力、潜在能力、この役をやりきる覚悟にいたるまで、すべてを総合的に判断していきます。あなたのライバルは手強い人たちばかりになるでしょう。僕らの要求もハッキリ言って高いです。でもだからと言って挑戦する前に諦める必要はありません。あなたは自分の力にまだ気がついていないだけかも知れませんから。僕らは、そんなあなたのまだ見ぬ可能性まで見抜くつもりで、選考に臨む覚悟です。あなたが本気なら、選ぶ僕らも本気なのです。自分の可能性を信じて、このオーディションに応募してみて下さい。あなたの挑戦を待っています!そして一緒に素晴らしい映画を作りましょう!

音楽プロデューサー 亀田誠治

亀田誠治(かめだせいじ)プロフィール

’89年、音楽プロデューサー、ベースプレイヤーとして活動を始める。これまでに椎名林檎、平井堅、スピッツをはじめ数多くのアーティストのプロデュース、アレンジを手がける。

’04年夏から椎名林檎らと東京事変を結成。

’12年閏日に惜しまれつつも解散。

運命を感じます

「『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の音楽プロデューサーをやりませんか?」という話を頂いた時、「これはご縁だ!」と思いました。2年に渡るビッグプロジェクトが、丁度東京事変の解散と時を同じくして始まったことに運命を感じます。まさに、万端を期す清々しい気持ちでのスタートです。土屋プロデューサーの、真摯かつ情熱的なオファーも印象的でした。即断即決です。何の疑いもなく「このチームでやってみよう」と思いました。昨今多くの音楽モノの映画が生まれています。『カノ嘘』ではそのどれにも似ていない、新しい音楽映画にしてみたいという気持ちでいっぱいです。今からワクワクしています。

さあ、リコよ出てこい!

僕らは何度も何度も、『カノ嘘』を映画化する際には「音楽」が最も重要であること、そして、そのためには理想のリコを見つけ出さなければならないと話し合いました。コミック『カノ嘘』は、日常と非日常の交錯するエンタテイメント界を舞台とし、生身の人間と人間が、ぶつかり合い、支え合って、成長していく過程が描かれています。青木琴美先生は、楽器、CDショップ、レコーディングスタジオ、レコード会社、テレビ局、下町の街並み、そのすべてのディテールにまでこだわり、精密にデッサンして描いています。だからこそ、核となる音楽がしっかりしていないといけません。「カノジョは嘘を愛しすぎて」も『僕らは、決して嘘を構築してはならない』のです。原作と真摯に向き合って、化学反応を起こして、映画を見る人たちに感動と、夢と希望を与える。そんな映画でなくてはなりません。そのためにも、原作のリコを超える、本物のリコを探し出す事が、最大のミッションです。すべてはこのオーディションから始まっているのです。

僕は、必ず、本物のリコがいると信じています。そう!あなたがリコかもしれません。もしかしたら、あなたの隣りにいる子がリコかもしれません。どうぞ、我こそはリコだという方、どしどしこのオーディーションに応募してください。すべては開かれています。

さあ、リコよ出てこい!楽しみに待っています。